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久しぶりの映画館

久しぶりの映画館

あなたは映画館で映画を観ますか?

私は通常は観たい映画が Amazon Prime Video に来たら観ることにしていますが、本当に心から観たい映画があれば映画館まで足を運びます。
そういう意味で、先日私と映画の趣味がほぼ一致するパートナーが絶賛した映画を観てきました。

「僕の家族と祖国の戦争」という、デンマーク映画です。
デンマーク映画は初めてです。

第二次世界大戦終了少し前のお話です。

ドイツ占領下のデンマークの大学に敗色濃厚となったドイツを脱出したドイツ人難民を受け入れるよう命令が出されました。
学長の家族はいやいやながら受け入れざるを得ない状況でしたが、当初200名とのことが実際電車から降りてきたのは500名のドイツ難民。

体育館にすしづめになったドイツ難民のなかには赤ちゃんや子供も数多くいました。

食料不足や感染症に苦しむ人たちを目の前にして、学長の家族は悩みます。
ちょっとでも助けようとすると、敵を助ける売国奴とまわりから罵られる。

それでも良心の命ずるままに何とか助けようと、デンマーク人の医者から盗んだ感染症の薬を届けたり、唯一難民の中にいた医者と協力して病人を体育館以外の学校の教室に隔離します。

学長の一人息子(十歳くらい)は、売国奴と呼ばれる父親母親とドイツ人に父親を殺された近所のパルチザンの兄のような友人の間で心が揺れ動きます。

親しかった友達からも戦争ごっこでドイツ人の役をさせられ、木に縛り付けられたりしてイジメにあいます。

そして、ドイツが負けたとなると、人々は手のひらを返したように態度が変わります。

彼の目を通して、戦争とは家族とは祖国とは、そして人間とは....を深く考えさせられました。

私は映画を観たあとで、どれだけこころに刻まれて残るかで評価します。
そういう意味でこの映画は私の中でとても高い評価をつけました。

歴史をあまり勉強してこなかったので、第二次世界大戦時にデンマークがナチス・ドイツ占領下だったことも、その敵国のドイツ人がデンマークに難民として押し寄せたことも、全然知りませんでした。

今までデンマークという国自体、遠すぎて北欧の国ということしか頭に浮かびませんでした。

どこの国も、いざ戦争に巻き込まれると考えられないような悲惨な状況に追い込まれます。
そして今も戦争中の国があると思うと背筋が凍ります。

日本は絶対に戦争に巻き込まれないようにしっかりと外交してほしいです。
あと、他国から攻め入られないような抑止力も絶対に必要だと思います。

政治家の皆さん、宜しくお願いします。


 

2024-09-01 10:24:34

オーナーデザイナーのブログ   |  コメント(0)

 

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