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あなたは編み物する人ですか? 私ははるか昔OLだった頃に、同僚から誘われたのがきっかけで、会社の裏にあった編み物教室に通っていました。 そのうちに自分で計算して製図をし、好きな毛糸を選んでセーターやカーディガンなどを編めるようになりました。 今まででかれこれ50枚は編んでます。 模様編みは好きではないので、もっぱらメリヤス編みのみのVネックセーターかカーディガンです。 けっこう長期間のブランクがありましたが、この何年かまた編み物熱に火がついて、秋から春にかけてはせっせとセーターなどを編んでいました。(さすがに夏は無理です。) どちらかといえばセーターが欲しいからではなく、編むことが楽しいからです。 単純に指先を動かして編み地が出来ていくのが心地良いのです。 あとは、好きな毛糸を選ぶことも楽しいです。 本当はお店に行って、実際の色や手触り、風合いなどをチェックしたいのですが、お店に行っても全ての在庫が揃っている保証はないので、ネット上で色々探しています。 同じ品番でも画像によって微妙に色が違って見えるので、色々なサイトでチェックし、あとは自分の勘を信じて注文ボタンをポチッとします。 届くまでのワクワクがたまりません。 一応基本の必要な玉数は表示されていますが、あまり当てにならないので少し多めに購入します。 同じ色番号でもロット番号が違うと微妙に色が変わってくるので、安心感を得るために初めて購入する毛糸は10玉購入します。 編んでいる途中で毛糸が足りなくなると大変です。 ギリギリの玉数で、足りるかどうか冷や冷やしながら編むのもストレス大なので、一回編んでみてから色違いを注文するときに実際に必要な玉数を購入します。 ということは、余った毛糸が少しずつ何種類もたまってしまうということです。 で、その余った毛糸を何とか活用できないかと考えていました。 そして、靴下を編んでみようかと思いつきました。 靴下なら毛糸は少しで済むので、今までにたまっている毛糸を靴下に変えようと思いつきました。 靴下は今まで編んだことがありません。 早速、靴下の編み方の本を購入。 本を開いてみたけれど、何がなんだかチンプンカンプン。 長年自己流の計算する製図でセーターを編み続けた私は、正式な編み図がいまいち理解出来ません。 編み物歴◯十年を誇る私は愕然としました。 靴下なんてちょこちょこっと簡単にできるとたかを括っていましたが、セーターは平面を編んでくっつけるだけですが、靴下は立体的です。 しかも、編み方が3種類もあって、どれもよくわかりません。 これはセーターみたいにTVのドラマ観ながらさくさく編むのは無理みたいです。 取り敢えず3種類の編み方を全部制覇しようと決心しました。 作っている間、何をしていても靴下のことばかり考えてしまいます。 あの図の意味はどういうことなのか? 寝る前も頭の中で色々考えました。 仕事を早く片付けて、靴下編みたーい。 ひとつひとつ本と睨めっこしながら進みますが、わかった時の達成感は大きいです。 難しいけどすごく楽しい! 理解してしまえば、簡単なことなのですが... この歳になるとその理解がなかなか出来ない.... でも、新しいことを試すのに、脳が喜んでいるのがわかります。 しかも、全然違う編み方が3種類もある。 学ぶということは本当に楽しいですね。 最初のひとつはちょっと勘違いして左右が揃わない靴下になってしまいました。 2番目は完璧で、最初の作り方より単純だったので、失敗しないで完成しました。 今うちでそれを履いています。 結果、苦闘しながらも全ての編み方をクリアしました。 一度作り方を理解して作ってしまえばこっちのものです。 なんだ、そんなに難しくないじゃん。 あとは、余った毛糸を使ってばんばん靴下編んで行こう。 セーターやカーディガンは嵩張るので、既にクローゼットがぱんぱんです。 でも、靴下ならそんなに場所はとらないので安心です。 編み物って、アルコール、ゲーム、パチンコなどと似ていて中毒性があります。 はまっている期間は常に編み物したいという欲求があります。 ただ、ふっとさめると次に火がつくまで全然編まなくても平気なので、そこが他の中毒と違う点でしょうか。 靴下、うまく出来るようになったら人にもプレゼント出来るかな。 手編みのものは相手に心理的に重圧をかける恐れがあるので、かなり近しい人にしかプレゼント出来ません。 この冬は在庫の余った毛糸で靴下編みが楽しめそうです。
2025-01-31 10:46:31
オーナーデザイナーのブログ | コメント(0)