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うちに新しく猫ちゃんをお迎えしました。 名前は凛ちゃんです。 実は薫ちゃんが4月6日、翠ちゃんが5月8日に、突然立て続けに虹の橋を渡り、心にぽっかりと穴が開いたような毎日を過ごしていました。 (薫ちゃんと翠ちゃんの亡くなったお話はまだ辛過ぎて出来ません。) 心と体を癒そうと、いつもお世話になる山梨の温泉に予約の電話を入れて、愛猫が急に続けて亡くなった話をしたら、「うちに47頭の多頭崩壊からレスキューした子たちがいるからぜひ引き取って欲しい」と言われました。 その温泉旅館のオーナーさんはワンちゃん猫ちゃんの保護活動もされていて、温泉宿の一角に保護された猫ちゃんたちが暮らしています。 私もお客としてお世話になりながら、訪れた時にはちょっとだけですがお世話のお手伝いもしているところです。 え?もう新しい猫ちゃんをお迎えする? いつかは新しい猫ちゃんをお迎えすることもあるだろうと頭の隅にはありましたが、翠ちゃんが亡くなってまだ一週間ちょっとです。 でも、日ごとに猫のいない生活の虚しさを感じさせられていました。 うちにいれば薫ちゃんと翠ちゃんの幻が常に現れて、その度に胸が締め付けられ涙が止まりません。 彼女たちが愛用していたタワー、トイレ、爪研ぎ、ハンモックなどはまだそのままです。 こんな暮らしが続けば自分のメンタルがやられてしまうのではと危機感を持っていました。 これも何かのご縁かも知れない...と思って、取り敢えず一匹は引き取ろうと思いました。 可愛い茶トラの成猫が3匹いるから3匹もらって欲しいとのこと。 男の子2匹と女の子1匹、そのうち一匹の男の子は長毛だそうです。 いやいやいやいっぺんに3匹は無理でしょう! 多頭崩壊と言っても山梨の田舎の方の家なので、屋内ではなく、納屋などのお外で暮らしていたようです。 なので今まで殆ど野良生活だった子たちです。 慣れるまでにかなり時間がかかります。 ちなみに翠ちゃんは保護施設で2年間暮らした後、預かりさんのうちで家猫修行2週間して譲渡会デビューしてうちに来ました。 その翠ちゃんも触れるまでに半年かかりました。 頭の中がパニックになりました。 つい先月までは薫ちゃんと翠ちゃんで満たされていたうちの家族構成でした。 行くたびに「一匹連れて帰らない?」と冗談混じりに言われて、「無理無理、うちには既に2匹いて手一杯」と笑って返していたものです。 真剣に考える事になるなんて夢にも思っていませんでした。 人生本当に想定外のことばかりですね。 パートナーに車を出してもらって、山梨まで行きました。 15匹くらいの猫ちゃんが暮らしているお部屋に行き、その3匹と対面しました。 長毛の男の子はぐったりとして息も絶えだえという状態、もう一匹の男の子は身体の何箇所かが毛が抜けてハゲハゲ、女の子は片目が猫風邪なのかグチャグチャで塞がっています。 君たち、大変な環境を生き抜いて来たんだね。頑張ったね。もう安心だよ。 でも、悲しいことにその後、長毛くんは亡くなってしまったとのことでした。(合掌) 悩んだ末に、女の子を引き取る事にしました。 つれて帰ったその日に病院で診てもらい、簡単な検査もしました。 目は猫風邪、あと口中がかなりひどい口内炎とのことでした。 取り敢えず、内臓系の深刻な症状はないようでほっとしました。 ご飯に混ぜる飲み薬と点眼薬をもらい、抵抗されながら点眼を一日2回続けたらちょっと改善して、潰れていた目が少し開くようになりました。 うちに来てから二日目に、あまりにケージの中のベッドの中で動かないので、心配になり、扉を開けて置いて動くか様子を見て見る事にしました。 そうしたら、夜中に出てうちの中を動き回っているようなので、取り敢えず元気なんだと安心して寝ました。 その時にオフィスの部屋には入っていないと思ってドアを閉めて寝てしまいました。 ところが凛ちゃん、オフィスにいたみたいで、閉じ込められてしまい、ケージに戻れなくなってしまったのです。 翌朝にどこを探しても見つからない状態が30分ほど続きました。 どーしてもいません。でもお外には絶対に行くのは不可能な状態です。 あれれ?もしかしたら閉めてしまったオフィスに取り残されたのかもとよーく探してみたら、いたーっ!! 机の裏の奥の奥、見えないところに縮こまっているのをやっと見つけました。 こちらもパニックになっていたので、よく考えずに素手で尻尾を掴んで捕まえようとしたら、大暴れして必死の激しい抵抗にあい、顔と腕と手が流血状態になりました。 捕まえることが出来ず、あー痛いと言っているうちに、2階の窓から1階に飛び降りました。 4mくらいあると思いますが、さすが猫様、取り敢えず無事でした。 野良猫ちゃんは舐めてかかってはいけません! 家猫だった薫ちゃんと翠ちゃんの扱いに慣れてしまっていた私は、凛ちゃんを甘く見ていました。 顔の流血は治りましたが、左手の親指の付け根をガブリと噛まれ、その後手全体がパンパンに腫れてしまい、4日間病院に通って点滴をして破傷風のワクチンも打ちました。 ひと月たった今でも親指の関節部分の痛みは続いています。(これ、一生治らないのかも...) さすが47頭多頭崩壊、バイ菌がお口の中にいっぱいいたのですね。 それ以降、凛ちゃんは触ろうとするとすぐに口と手が出るようになり、こちらもトラウマになってしまって、もう触れなくなってしまいました。 そんなこんなで、最初に信用をなくしてしまった私に凛ちゃんは心を固く閉したままです。 でも、1階のケージは卒業したようで、階段の上の踊り場に置いたベッドの中が定位置になりました。 1階のトイレに行く時だけそーっと出てきて、ついでもご飯も食べてまた戻るというまるで充電器に自動的に戻るルンバのような生活が続いています。 もらってから気がついたのですが、凛ちゃんうちの床と同化してます。まるで保護色です(笑) 気になるのは今だにお水を飲んだところを見たことがないということです。 いつになったら心を開いてくれるのか分かりませんが、触らず、見つめず、しつこくせずにさらりと接して、安心して自由に歩き回れるようになって欲しいと願っています。 潰れていた方の目も、ひとまわり小さいですが、常時開くようになって来ました。 ゆっくりゆっくり焦らずに、傷つけてしまった凛ちゃんの心が癒えるまで頑張ってお世話をします。
2026-06-15 09:19:16
オーナーデザイナーのブログ | コメント(0)